平成16年4月の診療報酬改定に伴って、181日以上(連続

してではない。複数の病院であっても、入院期間は通算されるな

ど、一定の規定がある)入院している患者さんから、181日目

以降は1日あたり1,900円負担していただくことになった。

人工呼吸器をつけていたりするなど、一定の要件を満たしていら

ば、負担する必要がない。事前に患者さんに説明するなどの手続

きが必要だ。うちの病院で対象となるのは数名に過ぎなかった

が、いざ病室に説明に行くのは大変つらかった・・・以下は病室

における会話の内容である・・・

患者「入院期間が181日目以降の1日1,900円も払うなん

て、それは私たちに出て行けということなんですか?」

たっかたっか「診療報酬制度の改定に伴って、そのようになりま

した。今回の改訂は、各病院が勝手に設定できる料金ではありま

せん。統一的に、決められた料金です。私ども病院としては、制

度の改定なので、なすすべがありません」

患者「わかりました。弱者は切るという、国の政策はよくわかり

ました。」

当然、納得はしていただけなかった・・・国をかばうわけではな

いが、今回の政策はやむをえないことではないか。弱者を切り捨

てるわけではない。医療費の節約をするために、長期入院患者を

減らして、在宅医療に切り替えられるものは在宅医療に切り替え

て、医療費を節約し、本来使うべきところに医療費を使うためで

もあり、かつこれ以上の医療費の負担を抑えるためでもある。

たしかに、残酷だとは思うが、外来で見れるものは外来で見るべ

きだし、無駄づかいは出来る限り抑えなければいけないと思う。

医療の本来あるべき、医療にもどらなければいけないと思う。

次回は、ベットコントロールが看護部に戻ってからうちの病院が

どれだけ成長したかを書きたいと思う。今回は先週書けなかった

こともあり長くなってしまった。

ではでは・・・

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